病院やクリニックの内装デザインを考えるうえで、色にこだわるのも重要なポイントです。
なぜなら、色が与える印象を効果的に使用することによって、病院やクリニックを訪れる患者さんの不安を和らげることもできるからです。
今回は、病院でよく使われる色と、その色がもたらす効果を解説します。
読み終わることには、あなたの病院やクリニックに使用すべき色のイメージが掴めるでしょう。
色の効果から考える、内装デザインで患者さんに与えたい印象は?
「清潔感のある内装デザインにしたい」
「子どもが楽しく通えるクリニックにしたい」
上記のように、病院やクリニックによって与えたい印象はそれぞれ異なるでしょう。
印象を左右する要素の1つは、内装デザインに用いる「色」です。
色によって大きくイメージが変わるため、じっくり考えて選んでみてくださいね。
今回は、病院でよく使われている色をいくつかピックアップしてご紹介します。
清潔感のある印象にしたい
病院に欠かせない清潔感を出すために効果的な色は、ホワイトやアイボリーです。
ホワイトは清潔感があるだけでなく、信頼感を表現したい場合にも重宝します。
しかし、若干無機質さを感じさせてしまい、患者さんが逆に落ち着かなくなることも考えられるため、注意が必要です。
ホワイトをメインに使いつつ、他の色を差し色に使用するのが良いでしょう。
そしてアイボリーは、ホワイトと同じように清潔感もありながら、柔らかい印象を与える色です。
「ホワイトを使いたいけど、何だかデザインに合わない気がする…」という場合に試してみてはいかがでしょうか。
落ち着いた印象にしたい
グレーやブラウンを取り入れると、病院やクリニックが落ち着いた印象になります。
上手く活用すれば、ホテルやカフェのような上品な印象の内装デザインに仕上がるでしょう。
特にグレーは様々な色と組み合わせやすいため、床や壁紙に重宝する色だといえるでしょう。
大人の患者さんをターゲットにした病院やクリニックで使用するのがおすすめです。
リラックスできる印象にしたい
患者さんにとって、病院は緊張する場所だということも少なくありません。
肩の力を抜いてリラックスしてほしいのであれば、内装デザインの色にグリーンを使用するのがおすすめです。
そっけない印象になりがちな病院の内装にグリーンを採用すると、ライバルの病院との差別化も期待できるでしょう。
観葉植物や花を飾ることで、さらに落ち着いた空間になりそうです。
優しい印象にしたい
ピンクを内装デザインの色に取り入れると、優しい印象の病院やクリニックになるでしょう。
暖かみのある色のため、気分が明るくなったり、安らぎを感じられたりといった効果があります。
内装で安心感を与えたい時や、ネガティブな気持ちを和らげてほしい場合には、ぜひ検討してみてください。
病院らしくない印象にしたい
病院やクリニックに対するマイナスイメージを払拭するためには、イエローを内装デザインの色として取り入れるのがおすすめです。
活発で明るく、元気な印象を与える色であるイエローを使用することで、良い意味で病院らしくない内装になるでしょう。
小児科などで取り入れると、テーマパークのように楽しげな雰囲気になりそうですね。
病院・クリニックの印象は色がもたらす効果から考えるのもおすすめ!
本記事では、病院やクリニックで使いやすい色と、その色が患者さんに与える効果についてご紹介しました。
それぞれの色によって印象が大きく変わることを、理解していただけたかと思います。
内装デザインに用いる色を考える際は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
色が生み出す効果を上手く利用して、内装デザインをより磨き上げていきましょう。